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(18禁)メンタル疾患の彼氏彼女を持つ人達へ…エピソード18「家族」(後編)

このエピソード達は、俺と、今は亡き、嫁さんが過ごして来た時間を懐古しながら、今現在、そういった状況で、悩んだり、困ったり、つまづいたりしている、人達の何かの役に立てればと思い、不定期で、自分と嫁さんのエピソードを、ノンフィクションで、書き綴っているものです…。

現在進行形の物語ではないので、ご注意を…。
また、今回は、ソフトな性描写を含みます、苦手な方は読み飛ばして下さい。


エピソード18「家族…」(後編)


……「だったら、今言えよ。」……

嫁さんの唇が動きかける…、わずかな空白の時間…。

「やっぱり、今は言えない…、一緒に飲んで、お風呂に入ってから話すよ。」

「うしっ!分かった、じゃぁ、久しぶりに二人で飲むか!」

「何かおつまみ作ろうか?、わたしだと簡単な物しか作れないけど、いい?」

「うん、頼む、久しぶりに、お前の手料理食べたいし、その間に、俺がシャワー浴びて来ちまうわ。」

「ラジャー!ママに任せて!(笑)」

シャワーを浴びながら、ふと、自分の顔が、ほころんでいる事に気付く、娘が産まれた事がそうさせるのだろうか?嫁さんが無事に帰ってきてくれたからなのか?
嫁さんの娘を抱く時の嬉しそうで、限りなく優しい表情が目に浮かぶ…、二人の時には稀に見せていた、愁いの表情や、険のある表情が、まるで無くなった様に感じていた…。

(嫁さんの病気これで治るんじゃねぇのかな…。)そんな事さえ考えていた。

「なりさーん、おつまみ出来たよー。」

「おう、俺も今出るとこー。」

簡単なつまみが数品並ぶ、どれも、久しぶりの嫁さんの手料理、素直に嬉しい。

「ねぇ、早く乾杯しよっ!」

「そうだな、じゃ…、乾杯!二人とも無事に帰って来てくれてありがとう、これからもよろしくな…。」

一瞬、涙目になる嫁さん。

「こちらこそ、よろしくね、今度は二人分でよろしく!(笑)」

ビール4本分の2人の時間…、久しぶりの嫁さんとの晩酌を終える。

「なりさん、わたしもシャワー浴びて来ていい?」

「いいよ、片付けは俺がやって置くよ、チビちゃんも見とくから、行っといで。」

「ありがとう、でも、わたしが出るまで、寝ちゃダメだからね!」

「はいよ!了解!なんか、話があったんだよな」

「うん…、だから、待ってて。」

片付けをさっさと済ませ、寝室で、娘の寝顔を見ながら、嫁さんを待つ。

「あがったよー、ちびちゃん寝てる?」

「うん、ぐっすり、つかれたんだろうな、きっと。」

「そっか、寝てるか、丁度よかった。」

俺の布団に入り込む嫁さん、考えてみれば、嫁さんと一緒に寝るのも久しぶりだった。

「話があるって言ってたよな?、聞きたい事って何?」

「……うん……あのね…、なりさん、わたしの事嫌いになった?」

「えっ?なんで?」

「だって…。」

「だってなんだよ?」

「だって、なりさん、妊娠してから一回も抱いてくれなくなったじゃない!」

嫁さんの目から涙が溢れる…。

娘が眠っている事を確かめてから、そっと、嫁さんを抱き寄せる…。

「ごめんな、本当に俺知らなかったんだ、お前と、ちびの事心配して、何もしちゃいけないんだって思ってた…。」

「やっぱりそうだったんだ…、少しは勉強しなさい!、すごく寂しかったし、もう、なりさんに抱いて貰えなくなったんじゃないかって不安だったんだから…。」

「悪かったな…、だったら、これから抱いてもいい?」

嫁さんの唇が動く前に、俺は、いつもとは違う、特別なキスをした…。

そして、髪を、肩を、背中を…、身体中をやさしく撫でていった…。

「嬉しい…。」

再び溢れ出す、嫁さんの涙を唇で拭う…。

嫁さんの口から、嗚咽と、喘ぎ声が入り交ざる…。

そして、一年の時を経て、二人は一つになった…。

その時、娘は…、寝たふりをしてくれていたらしい…(笑)

嫁さんが、俺の腕におさまるのと同時ぐらいに泣き出した娘に、二人で苦笑した…。

が、次の瞬間、嫁さんは、『女』の顔から、『母親』の顔に戻っていた。

母乳をあげ終え、娘を寝かし付けた嫁さんが、ぽつりと漏らす。

「なりさん、この子が生まれて来てくれて、こうやって三人で暮らせる様になったじゃない?なりさんと結婚した時も思ったけど、なんかね、改めて、これが、わたしの本当の意味での『家族』なんだなって、実感出来て凄く嬉しいんだ…。」

「そうだな、大切にしていこうな、この『家族』」

「わたしが本当に欲しかったのは、『家族』って胸を張って言えるものだったのかもなって最近気付いたんだ、なりさん、あと、ちびちゃんも本当にありがとう。」

「三人で頑張って行こうな、ゆっくりでもいいから、大事に創って行こう、『家族』」

この日からの数ヶ月が、俺にとって、人生最大の幸せの絶頂だったのかも知れない…。



続く
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  1. 2008/07/25(金) 16:35:00|
  2. メンタル疾患の彼氏彼女を持つ人達へ…
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メンタル疾患の彼氏彼女を持つ人達へ…(エピソード18)「家族」(前編)

このエピソード達は、俺と、今は亡き、嫁さんが過ごして来た時間を懐古しながら、今現在、そういった状況で、悩んだり、困ったり、つまづいたりしている、人達の何かの役に立てればと思い、不定期で、自分と嫁さんのエピソードを、ノンフィクションで、書き綴っているものです…。

現在進行形の物語ではないので、ご注意を…。



エピソード18「家族…」(前編)


「かわいい女の子ですよ!」

助産婦さんの言葉に、内心唖然としている俺がいた…。

嫁さんが出産した病院は、産まれてくるまで、男の子か女の子かを教えてくれない病院だったのだが、里帰り出産をするまでに嫁さんが通っていた病院では、「男の子かも知れないですね。」との情報が俺の耳に入っていた事や、嫁さん自身も、「こんなに元気にお腹をキックするんだから、絶対男の子だよ!」といっていた事で、俺には、男の子が産まれてくる事しか頭に無かった。

実は、名前も決まっていた、男の子だったら、『流我』(りゅうが)自分の思った通りに生きて行って欲しい…。
そう言う意味を込めた名前だった。

「かわいい女の子?」

名前どうしよう…。

そう考えていると、「お名前は決まっていらっしゃいますか?」と看護師さん。

「いえ、女の子の場合を考えていなかったので…。」

「そうですか、分かりました、名札どうしましょうかね?」

同じ日に産まれた赤ちゃん達には、それぞれの名前が書いてある名札が着けられていた…。

結局、うちの子の名札だけ、『嶋村さんのあかちゃん』と書かれており、思わず苦笑するしかなかった。

数時間後、話が出来る様になった嫁さんと、名前の相談…。

「なりさんが考えていいよ、どうせ、わたしが言っても聞かないでしょ(笑)でも、女の子なんだから、かわいい名前にしてあげてよ!」

「分かった、考えておく…。」

出生届をだす前日まで、嫁さんと二人で悩む、俺の願いは、自分らしく生きて行って欲しい、嫁さんの願いは、優しくて、女の子らしく育って欲しい、その意味を含んだ漢字二文字に、「色んな事から守ってくれる」意味を持つ漢字一文字を合わせて、娘の名前が決まる…。

二人の想いが込められた大事な名前が、戸籍に入る、これで、公的にもこの子は家族の一員、やはり感慨深いものがあった。

嫁さんの産後の肥立ちも良く、約1ヶ月で、嫁さんの実家を離れ、俺の実家にも、娘の顔見せを済ませた二人を迎えに行く、約三ヶ月振りの嫁さんの帰京、そして、お腹の中以来の娘の帰京。

住み慣れた、マンションへたどり着く。

「やっと、三人になれたね、ほら、ここがほんとのおうちだよ。」

「そうだな、色んな所に顔出さなくちゃいけなかったから疲れたろ?」

「うん、正直疲れた(苦笑)」

「よしっ!今日から、三人家族だ、俺も出来る限り頑張るからさ、しんどい時は遠慮しねぇで言えよな!」

「ほんとにぃ?なりさん、一回寝ると起きないじゃん!本当に頼むからね!しっかりしてよ、パパ!」

「分かりました、ママ!(笑)」

「やっぱ、疲れたんだね、ぐっすり寝てる…」

「お前も疲れたろ、風呂入って寝ていいぞ。」

「なりさんは?」

「一杯やってから寝ようかな…。」

「ずるい!わたしも飲みたいよぉ、それに、疲れたけど、それよりも安心したんだ…。」

「何が?」

「やっぱりここが、わたしの場所なんだなって思ったの、なりさんの隣…。」

「バーカ、当然だろ、どれっ!飲むぞ!」

「うん!、あとね、後で聞きたい事があるんだ…」

「何?」

「ううん…飲んでからでいい、久しぶりに二人で飲みたいな…。」

「後でいいの?」

「うん、でも、大事な事…。」

「だったら、今言えよ…。」





後編へ続く

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  1. 2008/07/25(金) 12:23:05|
  2. メンタル疾患の彼氏彼女を持つ人達へ…
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メンタル疾患の彼氏彼女を持つ人達へ…(エピソード17)「出産」(後編)

このエピソード達は、俺と、今は亡き、嫁さんが過ごして来た時間を懐古しながら、今現在、そういった状況で、悩んだり、困ったり、つまづいたりしている、人達の何かの役に立てればと思い、不定期で、自分と嫁さんのエピソードを、ノンフィクションで、書き綴っているものです…。

現在進行形の物語ではないので、ご注意を…。



エピソード17 「出産」(後編)


里帰り出産の嫁さん、深夜の陣痛の連絡、仙台行き新幹線の始発を待つ。

俺の胸に去来する、期待と不安…。

期待は、勿論、後数時間で産まれて来るであろう、俺と嫁さん、二人の血が流れている新しい命との出会い。

不安は、やはり、妊娠前に服用していた、薬の影響、嫁さんの向精神薬
また、俺自身の服用していた、頭痛薬の子供への影響…。

産婦人科、精神科の双方の医師から、時期的に考えて、影響は殆ど無いと思いますとの回答はもらっていたが、それでも、不安が消えた訳ではなかった。

東京午前6時頃発の新幹線始発に乗り込む。

「俺が着くまで、二人とも無事でいろよ…。」

思わず、独り言が漏れる。

前日、睡眠を取っていなかった為、車内で仮眠を取ろうとするが、やはり眠れない、様々な葛藤の中、午前8時過ぎ、新幹線が仙台へ到着する。

改札をぬけ、タクシー乗り場に走る。

タクシーに乗り込み、嫁さんの待つ病院へ、運転手さんに事情を話し、急いでもらう。

病院に到着、すぐに受付で、嫁さんの待つ病棟を教えて貰う、急ぎ足で病棟へ向かうも、正確な場所が分からず、看護師さんに、嫁さんの名前を告げ、案内して貰う事に。

「嶋村さんのご主人様ですね?奥さん頑張ってますよ!もうすぐですから、安心させてやって下さいね!」

「…???…もうすぐ?…」

出産の知識など、テレビや映画のワンシーン位しか持ち合わせていなかった当時の俺は、これから何時間も、分娩室のイスで待ち続ける事を想像していた。(恥)

看護師さんに案内され、分娩準備室のような所へ…。

陣痛の痛みにうめき声をあげ、涙を流している嫁さんを見つける、想定外の急展開に焦りつつも、嫁さんの側に駆け寄る。

「大丈夫か!?」

「……痛いよう…なりさん遅いよ…。」

「ごめんな、これでも、始発で来たんだ、許して、それより、話してて辛くないのか?」

何をしてあげればいいのか分からず、頭を撫でながら、背中をさすってみる。

「…ありがとう…来てくれて安心した…、話してたほうが、気が紛れる気がする…。」

「そっか、なら、少しでも楽になれそうな事、あったら言うんだぞ!」

「…うん…ありがとう、でも、なりさん、スーツ焼肉臭いよ…。ゆうべも飲んで来たんでしょ…最悪…。」

「ごめん、今日産まれるなんて聞いてなかったもん!(苦笑)」

「わたしだって、分かるわけ無いでしょ!分かってたら昨日のうちに呼んでるわ!」

「少し、元気になったじゃねぇか、ところで、お前の家の人達は?」

「まだ、時間がありそうですって言われたから、一回帰って休んで来るって言って、帰った…、信じられなくない?…」

嫁さんの家族の行動に、言葉も出なかった…。

助産婦さんが嫁さんの様子を見に来た。

「そろそろですね、ご主人、奥さん分娩台に運びますから支えてあげて下さい!」

「えっ?はい!もう、産まれるんですか?」

「この様子だと、個人差はあるけど、1~2時間位で産まれますよ。」

想像よりも早く状況が進み、正直戸惑ったが、嫁さんを助産婦さんと一緒に分娩台に運ぶ。

分娩台の上で、また、苦しみだした嫁さんの頭を撫でながら、親達に連絡を入れてくる事を告げる。

その時、助産婦さんが、「ご主人!すぐに戻ってきてあげて下さいね!」と一言。

「分かりました!」と答えたものの、俺が意味を取り違えていた事に、数分後気付かされる…。

親達に連絡を入れ、分娩室に戻る。

「嶋村です、戻りました、嫁さんの事よろしくお願いします!。」

「ご主人、何を言ってるんですか、ご主人が側にいてあげなくてどうするんですか!?」

「えっ?…自分立ち会うんですか?何も勉強してないですけど、大丈夫なんでしょうか?」

「一緒にいてあげるだけでもいいから、早く来て下さい!」

突然のアクシデント…『立会い出産緊急決定!』(唖然)

嬉しさと不安が交錯するが、分娩台の上で、泣きながら、苦痛に悶える嫁さんを見て、すぐに腹を括る。

「よろしくお願いします!」

「…なりさんありがとう…。」

「よし、こうなったら、二人で頑張ろう、いや、三人だな。」

「…うん…痛いよう…なりさん、助けて!」

普段、痛みに強い嫁さんが、泣き叫び、体をバタつかせる姿を目の当たりにし、心配と同時に、この苦しみを、嫁さん一人に押し付けないで済んだ事を、側にいてあげれた事を、突然のアクシデントに感謝した。

出産も終盤を迎え、痛みがピークに達したのだろう、嫁さんの口からは、うめき声と、弱音しか出てこない。

「もうイヤだぁ!痛いよぉ!もうやめて!産めなくてもいい!死んじゃうよぅ!」

普段の嫁さんからは想像も出来ない言葉が連呼される、そんな事からも、出産の痛みが、想像を絶するものである事を思い知らされた…。

俺に出来るのは、嫁さんの手を握り、励ましてあげる事くらい…。
無力さを感じながらも、自分が出来る事をやり続ける。

「頑張れよ!、お前もチビも無事じゃないと意味が無いんだからなっ!」

「もう少しですよ!ほら、もう頭が出ましたよ!ママが頑張らなくてどうするの!!」

その言葉を聞いて、目を向ける、確かにちっちゃな頭がそこにある!

その時の俺の行動が正しかったのかは分からないが、とっさに嫁さんの頭を引き起こし、嫁さんに呼びかけた。

「オイ!お前、頑張ってよく見ろ!もうすぐ会えるんだぞ、俺らの子供に!この子のママだろ!ずっと、二人で待ってたろ!ちゃんと見ててやれよ!」

勝手に…涙が流れていた…。

数分後、精神疾患のデパートの様な嫁さんと、ろくでなしの男に、小さくて、でも、無限の可能性を持った、命がゆだねられた。

元気な産声と共に…。

大仕事をやってのけた嫁さんの顔は、疲弊していたが、限りなく優しかった…。




続く

テーマ:たいせつなひと。 - ジャンル:心と身体

  1. 2008/07/22(火) 22:16:53|
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メンタル疾患の彼氏彼女を持つ人達へ…(エピソード17)「出産」( 前編)

皆様、ご無沙汰しております。

相変わらず、バタバタしており、メッセの返信や、コメントを返せない状況が続いており申し訳御座いません。
この場を借りて、お詫びさせて頂きます。

ただ、諸事情により、嫁さんとの日記は、早急に書き上げなくてはならない事情ができましたので、日記のみ、時間の空いた時にUPさせて頂きます。

コメント返しや、メッセージの返信は、時間が空き次第、必ず返信させて頂きます、もう少しだけ、お時間下さい。(汗)
それでは、エピソードの続編です。



このエピソード達は、俺と、今は亡き、嫁さんが過ごして来た時間を懐古しながら、今現在、そういった状況で、悩んだり、困ったり、つまづいたりしている、人達の何かの役に立てればと思い、不定期で、自分と嫁さんのエピソードを、ノンフィクションで、書き綴っているものです…。

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エピソード17 「出産」(前編)

嫁さんとチビも順調に秋を越え、そろそろ、冬の寒さを実感してき始めた頃、里帰り出産の準備が始まった。

「そろそろ、実家に戻んなきゃだな…。」

「うん、寂しいし、実家に帰るのも少し複雑だけど、なりさん、仕事中に何かあったら、迷惑になっちゃうし、わたしの病気の事は、理解しようとしてくれない人達だけど、完全に嫌いになる事は、いけない事だって、思っちゃうんだよね、なぜか…。」

「そうか、でも、なんかあったら、すぐに連絡よこせよ!、今は、仕事よりも、チビとお前が一番大事なんだからな!」

「うん、ありがとう、でも、出来るだけ迷惑掛けない様にするね、じゃ、明日から…、『実家に帰らせて頂きます(笑)』

「頼むから帰ってきてね!(笑)」

「当たり前でしょ、ちょっとの間だけど、久しぶりの一人暮らし、体調気をつけてね…、それと…、一人になったからって、悪さしない様にね!!」

「あはは、了解、信用ねぇなぁ(苦笑)気をつけて行って来いよな、本当に…。」

「うん、行って来ます。」

翌日から、嫁さんは、実家へ戻って行った、ほぼ毎日、電話での定期連絡を取りつつ、徐々に出産予定日が近づいて来る。

「お~い、まだか~?そろそろ、予定日だろ?」

「そんな、予定通りに行かないよ、わたし、おばちゃんだけど、初産なんだよ。(苦笑)」

「いつぐらいになりそうなの?」

「だから、父親学級に出たらって言ったじゃん…、この調子だと12月の頭くらいになるか、もう少し遅れるかもかな。」

「そうなんだ…、とにかく、何かあったら、すぐに連絡くれよな。」

そんな、会話を何度か繰り返し、なんとなく、気を抜いていた12月11日、仕事を終え、近所の焼き鳥屋で、夕食を取りながら、一杯(?)飲み、終電で帰宅(反省…)シャワーを浴びて、布団に入ろうとしていた真夜中、携帯に突然着信が入る…。
嫁さんの、姉からの着信…。

「お姉さん、もしかして、嫁さん、陣痛はじまりましたか!?」

「さっきね、お腹が痛いって言い出したから、病院に連れて行ったの、もしかしたら、午前中には産まれるかもだって、いわれたので、出来るだけ早く、来て上げて下さい。」

「わかりました、朝一の新幹線で、病院に向かいます、それまで、嫁さんをよろしくお願いします!!」

すぐに、新幹線の、仙台行きの始発の時間を調べ、着替え直す、幸い、始発までの時間はそれ程待たずに済みそうだった、期待と不安の二つを胸に、始発の時間を待つ。


後編へ続く

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  1. 2008/07/21(月) 23:40:42|
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