スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

メンタル疾患の彼氏彼女を持つ人達へ…

このエピソード達は、俺と、嫁さんが過ごして来た時間を懐古しながら、今現在、そういった状況で、悩んだり、困ったり、つまづいたりしている、人達の何かの役に立てればと思い、不定期で、自分と嫁さんのエピソードを、ノンフィクションで、書き綴っているものです…。

現在進行形の物語ではないので、ご注意を…。




エピソード7 「両家、初顔合わせ~仮面家族」



「で、お前のとこの家族にいつ会いに行けばいい?」

「出来れば早い方がいいって、お父さんは言ってたけど…、
なりさん仕事忙しいよね?」

「ん~、2月になれば、休み取れるんじゃねぇかな、たぶん。」

「じゃぁ、2月に決めちゃってもいい?」

「決めちまおう、面倒な事は早く終わらせたいしな。(苦笑)」

早速、翌日には、2月の休みを確保し、俺の実家にも日取りを
連絡する、嫁さんの方も同時進行。

2月の頭に日取りが決まり、1泊2日の予定で、嫁さんの実家のある、仙台へ…。

場所は仙台某所、和食割烹、あまりにも、ありがちな、昼ドラにでもでて来そうな
シチュエーションに、いまいち、現実感が伴わない俺がいる、
思わず苦笑が洩れる。

嫁さん方は父親と、嫁さんのお姉さん、うちの実家からは、
実父と実母が、席に着く。

「はじめまして、娘さんとお付き合いさせて頂いております嶋村 哲成と申します、今日はこの様な席を設けて頂き、お時間まで作って頂き、有難う御座いました。」

ごく当たり前の挨拶をする、その後、しばらく談笑、お互い笑顔で、会話はすれども、なぜか、そこに暖かみを感じない。
そのまま、料理は終盤に向かう、料理や酒が不味い。

(儀式なんてこんなものか?、それとも、俺が歓迎されていないのか?)
その、本当の答えは、数年後に後者だった事がわかるのだが…。

頃合いを見て、今回の目的だった言葉を嫁さんの父親に向ける。

「娘さんを私の、嫁さんに下さい、娘さんの病気も全部引き受ける
 つもりです、お願いします。」

「分かりました、でも、本当にこれ(嫁さんの事)でいいの?それでもいいなら、娘の事をよろしくお願いします。」

「はい、分かりました、これからは、娘さんは私が守ります。」

言いたい事は言った…、返して欲しかった言葉も返って来た、しかし、その言葉には、熱を感じなかった…、更に、嫁さんの病気に関しては、一切触れない事に、
無性に腹が立った。

会話の端々に、「私達の家庭には何の問題も無く、娘が精神病になんかなる筈が無く、まして、自分達が病気の原因を作ったのかも?などとは思いもしていない。」といった、意味の言葉は、何度も聞かされたが…。

物分りのいい父親の仮面、妹思いの優しい姉の仮面…。
仮面の下の素顔に、今考えればすでに、俺は、ボンヤリと気付いていたのかも
しれない。

唯一、嬉しかった事は、嫁さんが本当に喜んでくれている事だった…。

帰りの新幹線の中での嫁さんとの会話。

「ゴメンね疲れたでしょう…?」

「正直に言うと、やっぱ、疲れた、むいてねーわ、俺には。(笑)」

「でも、嬉しかったよ。」

「お前、あの家族の中で育ったんだよな?」

「うん…。」

「お前の家族、何となく分かった様な気がする…。」

「悪気は無いんだと思うんだけど、でもね…。」

「俺らが、結婚したら、『新しい家族』キチンと作り直そうな。」

「うん!」



続く
スポンサーサイト

テーマ:たいせつなひと。 - ジャンル:心と身体

  1. 2007/10/12(金) 21:19:36|
  2. メンタル疾患の彼氏彼女を持つ人達へ…
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<メンタル疾患の彼氏彼女を持つ人達へ… | ホーム | メンタル疾患の彼氏彼女を持つ人達へ…>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://mentalreborn.blog104.fc2.com/tb.php/40-4bfd7b13
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。