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メンタル疾患の彼氏彼女を持つ人達へ…(エピソード11)「転居と転院

このエピソード達は、俺と、今は亡き、嫁さんが過ごして来た時間を懐古しながら、今現在、そういった状況で、悩んだり、困ったり、つまづいたりしている、人達の何かの役に立てればと思い、不定期で、自分と嫁さんのエピソードを、ノンフィクションで、書き綴っているものです…。

現在進行形の物語ではないので、ご注意を…。



エピソード11「転居と転院」

3日間の新婚旅行を終え、兼ねてより探していた、新居選びに本腰を入れる。

新居を選ぶ条件は、嫁さんに何かあった時の為に『大きい病院が近い事』それと、『精神福祉に力を入れている地域である事』2人が好きだった新宿、四谷近辺である事が条件だった…。

嫁さんと不動産屋を巡り、条件にあった物件をピックアップする、嫁さんの希望通りの部屋が見つかるまで、根気よく、物件を見て回る。

「一通り見たけど、どこが気に入った?」

「う~ん、悩んでる…、だって、はじめての本当の家族と暮らす部屋だもん、こだわりたいよ…、私だって…。」

「お前の好きな部屋にしていいからな、バカ高く無ければだけど(笑)」

「大丈夫だよ、2人で、働いてるんだから、何とかなるでしょ?」

「お前が、働けなくなった時の事も考えておけよって事。」

「最近調子いいもん大丈夫!!たぶん…(笑)」

程なくして、嫁さんの言うところの『本当の家』が決まる。

当時の俺の収入の約半分の家賃、正直、不安はあったが、嫁さんの希望を優先する事にした。

物件が決まり早々に引越しを終える。

「ここが、『本当のお家』なんだね、なんか、これで、なりさんのお嫁ちゃんになれたんだなって、実感が湧いてきた。(笑)嬉しいな…。」

「これからも頼むな…、お嫁ちゃん(笑)」

「うん、こちらこそ、よろしくお願いします、旦那ちゃん(笑)」

「ところでさぁ、先延ばしにしちまってたけど、病院替えような!、俺は病院の事ぜんぜん分かんねぇからさ、役所に聞いて見たら、精神福祉センターみたいなのがあって、相談出来るみたいだから、今度一緒に行って見ようや…、イヤ?」

「やっぱり、替えた方がいいかな?、病院…。」

「少なくとも、俺は嫌だよ、あの医者、お前に、子供産めないし、育てられないって、言ったの、俺は絶対許せねぇもん、もし、それが、本当だとしても、医者一人の考えで、全部バッサリ切り捨てられたらたまんねぇだろ?」

「一緒に行ってくれるの…?」

「約束する、何人かの医者の言う事聞いて見てからじゃねぇと、子供の事、納得出来ねぇからさ…。」

「うん、じゃぁ行ってみる、でも、わたしが、病院替えるの凄く怖い事だって言うのだけは、覚えておいてね。」

「わかった、先ずは行って、相談だけでもしてみようや。」

「うん…。」

数日後、精神福祉センターに予約の電話を入れ、担当の精神科医のいると言う、指定の日時に、嫁さんと一緒に向かう。

センターに到着、待ち時間もほとんど無く、個室に呼び出される、柔和な表情の白衣の医者がテーブルに着いている。

「本日はどう言ったご相談でいらっしゃったんですか?」

「現在、妻の通っている病院の対応や、診断に私が同席した際、非常に疑問を感じた為、他の先生のご意見を伺いたかったのと、ご意見次第では、妻の転院も考えておりますので、そう言ったお話を、お伺い出来ればと思っておりますので、よろしくお願い致します。」

「では、まず、どの様な診断に疑問を持たれたのですか?」

「はい、妻が通院しているクリニックの先生に子供は産んでも大丈夫ですか?と聞いた時、『無理ですね、子供に子供は育てられませんから。』と言われました、妻は、本当に子供を産めないんでしょうか?」

「そちらの先生が、どう言う診断をされているのかは、分かりませんが、私の患者さんは、うつ病の方でも、その他の病気の方でも、ちゃんと、元気な赤ちゃんを産んでいますし、立派に育てていらっしゃいますよ、もちろん、お薬の調節は、しなければいけませんけれども、奥さんも、必ず、赤ちゃん産めると思いますよ。」

「本当ですか!?産めるんですね!?。」

「産んでいいんだ…わたしも…。」

「はい、私は、大丈夫だと思いますよ。」

「先生はどちらの病院にお勤めなんでしょうか?」

「私は、○○大学病院の精神科におりますよ。」

偶然にも新居の徒歩圏内、先生の印象もいい。

「おい!近いじゃん、お前嫌か?」

「うん…、なりさんがそう言うなら、お願いしてみようかな…。」

「先生に、妻の診療をお願い出来ませんでしょうか?」

「私で、よろしければ、お引き受けいたしますよ。」

「それでは、何卒よろしくお願い致します!」

「分かりました、お引き受け致します。」

嫁さんの転院が決まった、しかし、それ以上に、嫁さんとの子供が出来る可能性が生まれた事が、心から嬉しかった…。



続く
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テーマ:たいせつなひと。 - ジャンル:心と身体

  1. 2007/11/20(火) 10:29:10|
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