スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

メンタル疾患の彼氏彼女を持つ人達へ…(エピソード19)「幸せな育児~」(後編)

このエピソード達は、俺と、今は亡き、嫁さんが過ごして来た時間を懐古しながら、今現在、そういった状況で、悩んだり、困ったり、つまづいたりしている、人達の何かの役に立てればと思い、不定期で、自分と嫁さんのエピソードを、ノンフィクションで、書き綴っているものです…。

現在進行形の物語ではないので、ご注意を…。




エピソード19「幸せな育児~」(後編)




出産から約半年、大きな病気や怪我も無く、娘は、嫁さんの大袈裟でなく、全身全霊を掛けた育児のおかげと、僅かばかりの俺のフォローで、すくすく育ってくれていた。

「なりさん、そろそろこの子も保育園に預けられる位に、安定してくれたから、そろそろわたしも働こうと思うんだけど…、どう思う?」

当時の俺の考えは、古い考えだと思われるだろうが、嫁さんには、家庭を守っていて欲しいというものだった…。

「う~ん…、もう少し専業主婦やってたくない?」

「なりさん、怒らないで聞いてね…、正直に言うとね、勿論、この子が可愛いのは当然だし、ずっと変わらないんだけどね、少しだけ、育児と家事だけの生活に疲れて来ちゃったんだ…。」

「そうか…、お前にほとんど任せっきりだったもんな。」

「それにね、わたしさ、今、外に出ると、何て呼ばれてるか分かる?」

「周りから、なんか言われてんの?」

「そうじゃないんだけど…、『〇〇ちゃんのママ』か『嶋村さんの奥さん』この二つでしか呼ばれないんだよ、両方とも間違ってないし、呼ばれて嬉しい事も多いけど、『わたし』個人として、誰も見たり、評価してくれなくなっちゃう気がして、なんか怖いんだよね…、分かってもらえるかなぁ?」

「何となくだけどな、お前、職はコロコロ変わってるけど、いつも前線でバリバリ働いてるタイプだったもんな。」

「コロコロ変わるのは病気だから仕方が無いの!(怒/笑)」

笑いながらも、嫁さんの表情が曇る、嫁さんといる時間に慣れ過ぎて、俺の配慮が足りなくなって来た様子の一端が見える言葉だった…。

「なりさん、仕事してもいいかな?」

「OK、分かった、この子の送り迎えに支障がない仕事が条件。」

「うん分かった、じゃぁ、これから探すね!」

「いや、いい、お前さぁ、俺の店で働かない、夜はともかく、昼間の人間が足りてないんだ、求人に金掛けるより、お前に来て貰った方が、安く上がるし、なんかあった時に融通利かせてあげれるでしょ?嫌?」

「なりさんは、わたしと働くのに抵抗無いの?それに、わたし、飲食店の経験無いよ…。」

「大丈夫、それは、俺がフォローするし、お前が調子悪くなっても、俺の目の届く所にいれば安心だからさ…。」

「そっか、それなら、この子に何かあっても安心だもんね…、で、面接とかするの?(笑)」

「面接?これで終了(笑)嶋村さんは、いつからの勤務をご希望ですか?(笑)」

「はい、娘を、保育園にお願いする手続きが済み次第になると思うので、来週位からでお願い出来ますでしょうか?(笑)」

「分かりました、では、来週の月曜日からと言う事でよろしくお願い致します。(笑)」

「はい、こちらこそ、よろしくお願い致します(笑)」

「ただな、子育て、家事、仕事、やる事増えるんだから、無理はすんなよ!」

「そこは、なりさんがフォローしてくれるんでしょ?」

「あははっ、分かった、ただ、仕事中は公私混同無しだかんなっ!」

「はーい、分かりました店長!(笑)」

翌週から、嫁さんの育児と仕事、そして、病気との奮闘が始まる。

この事が、この先に起こる悲しい出来事の、一つのトリガーになる事に、お互いが気付かないまま…。


続く
スポンサーサイト

テーマ:たいせつなひと。 - ジャンル:心と身体

  1. 2008/08/13(水) 12:41:02|
  2. メンタル疾患の彼氏彼女を持つ人達へ…
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<メンタル疾患の彼氏彼女を持つ人達へ…(エピソード20)「伝えられなかった喜び~入院」 | ホーム | メンタル疾患の彼氏彼女を持つ人達へ…エピソード19「幸せな育児~」(前編)>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://mentalreborn.blog104.fc2.com/tb.php/69-360540e0
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。